パーソナルトレーニングジムは決して安い費用ではありません。だからこそ、最大限の効果を得て、費用以上の価値を手に入れたいですよね。
しかし、効果を出すためのコツや注意点を知らない人は多いのではないでしょうか。特に、パーソナルトレーニングジムに通ったことがない人は、イメージしづらいものです。
私は筋トレ歴25年以上で、これまでに3人のパーソナルトレーナーの指導を受け、自身もトレーナーとして活動した経験があります。
この記事では、利用者目線とトレーナー目線の両方の視点から、パーソナルトレーニングの効果を最大限に引き出すための5つのコツと3つの注意点を詳しく解説します。
この記事を読むことで、パーソナルトレーニングの効果を最大化し、料金以上の価値を得るポイントが理解できます。例えば、パーソナルトレーナーとコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことで、モチベーションが向上し、効果的なトレーニングができるでしょう。
パーソナルトレーニングを始めるのなら、効果を最大化するコツや注意点を押さえ、料金以上の成果を得ることを目指しましょう。知識を吸収し、自己トレーニングにも役立てることができます。筋トレで得た知識は、一生ものです。
パーソナルトレーニングの効果を最大限に引き出す5つのコツ
どのコツも、効果を最大限に引き出すために欠かせません。全てを意識して実践すれば、より高い効果を実感できるでしょう。当たり前のように思えるものもありますが、継続して実践することが重要です。
私はトレーナーのサポートを受けながら、これらのコツを全て実践しました。自宅でのトレーニングメニューや、出張先のホテルでできる筋トレメニューを作成してもらえたのも、トレーナーとの信頼関係があったからです。生活状況を正直に伝えることで、出張先でも自分に合った最適なメニューを作成できたのだと思います。
以下では、5つのコツについて詳しく解説します。
目標を明確にする:理想の自分への第一歩
パーソナルトレーニングを始める前に、まず自分自身の目標を明確にすることが重要です。自分がどのような結果を求めているのか、どのような体型や体力を目指しているのかを明確にすることで、トレーニングの方向性が明確になります。
例えば、体重を減らしたい、筋力をつけたい、柔軟性を高めたい、引き締まった体型を目指したいなど、具体的な目標を掲げましょう。
目標を明確にすることで、以下のメリットがあります。
- トレーナーとの相談やトレーニング計画がスムーズになる
- モチベーションを維持しやすくなる
- トレーニングの効果を実感しやすくなる
もし言葉で表現するのが難しい場合は、以下の方法がおすすめです。
- 理想とする体型の画像を見せる
- 好きな芸能人やアスリートを伝える
- パーソナルトレーナーに相談してアドバイスをもらう
私自身も目標とする体型の写真を見せて説明した経験があります。今でもはっきり覚えていますが、アフリカ系女性スプリンターの写真です。
言葉で表現するのが難しい場合は、写真が非常に有効です。イメージを伝えるだけなので、必ずしもその体形になれるとは限りませんが、目標を共有する手っ取り早い方法と言えます。
自分に合ったパーソナルジム、トレーナーを選ぶ
パーソナルトレーニングを始めるにあたって、自分に合ったパーソナルジムやトレーナーを選ぶことが重要です。トレーナーとの相性やトレーニング方法、能力や経験、自身が重視するポイントなどを明確にし、それに基づいてパーソナルジムやトレーナーを選択することが大切です。
自分に合ったパーソナルジム・トレーナーを選ぶポイントについては、下の記事を参考にしてみてください。
【経験者が解説】パーソナルトレーニングジム選びで失敗しないための11のポイント
パーソナルトレーニングジムの料金は、20万円前後から30万円代と高額です。しかし、マンツーマンで個々に合ったオリジナルメニューでサポートしてくれることを考えると、その価値に見合った料金と言えるでしょう。
安いジムを選ぶことで効率が悪くなったり、効果が出ない可能性も考えられます。1週間に通う回数を少なくすることも効果的ではありません。パーソナルトレーニングを始めたときは、最初は週2、3回のペースで通うことをおすすめします。
回数が増えると費用もかかりますが、トレーニングの初期段階がトレーニングの成果を大きく左右することを覚えておきましょう。集中してしっかりと取り組むことが重要です。必ず無料カウンセリングを利用して、複数のジムやトレーナーを比較検討しましょう。
パーソナルトレーニングにおいて、トレーナーとの信頼関係は非常に重要です。さまざまな相談を通じて信頼関係を築くことで、
- トレーニングに対するモチベーションが向上
- より良い結果を得られる
- 目標達成までの細かなサポートを受けられる
気兼ねなく正直に話してコミュニケーションを取るようにしましょう。
パーソナルトレーナーとの信頼関係について詳しくは、下記で解説しています。
週2〜3回のトレーニングで効果を最大限に引き出す
パーソナルトレーニングジムに通う場合、より効果を実感するためには、週2〜3回のペースが理想的です。
筋肉はトレーニングによって刺激を受け、筋線維(筋肉を構成する細胞)が傷つきます。傷ついた筋線維はある程度の休息期間を経て回復し、その過程でより強く成長します。この休息期間が非常に重要であり、十分な休息を取らないままトレーニングを続けてしまうと、効果が十分に得られなくなってしまう可能性があります。
パーソナルトレーナーは、個々の状態や目標に合わせたトレーニングプログラムを作成し、適切なトレーニング方法やフォームを指導してくれる存在です。休息期間も含めたスケジュール管理もサポートしてくれるため、無理なく継続できるトレーニングプランを提案してくれるでしょう。
初心者の場合は、無理のない範囲で週2〜3回のトレーニングから始めることをおすすめします。慣れてきたら、徐々に頻度を減らし、週1〜2回のペースで継続していくのが理想です。
私自身も、最初は週2回のペースでトレーニングを受け、トレーニングに慣れた数ヶ月後には、週1回のペースでも十分な効果を得られるようになりました。
最初は大変でも、最初の数ヶ月間は週2〜3回のペースをしっかりと守ることが大切です。その期間に正しいフォームやトレーニング方法を身につけることで、その後は週1〜2回のペースでも効果を実感できる場合もあります。
食事とライフスタイル全体を見直して効果を最大限に引き出す
トレーニングの効果を最大限に引き出すためには、食事の管理も重要な要素のひとつ。トレーニングと合わせて、栄養バランスの良い食事を意識することが大切です。特に、タンパク質、炭水化物、脂質などバランスを考えた食事が重要です。
トレーニングの前後には、適切なタイミングで適切な食事と水分補給を行う必要があります。トレーナーに相談しながら、無理のない自分に合った食事内容のアドバイスを受けましょう。
私自身もパーソナルトレーニングを始めた当初は、食事時間や食事内容をトレーナーに報告していました。ストレスコントロールについてもアドバイスを受け、ストレスを溜めないように心掛けました。
トレーニング以外にも、睡眠や休息、ストレス管理など、ライフスタイル全体を見直すことが重要です。
十分な睡眠と休息を取ることで、疲労回復を促進し、筋肉の成長をサポートすることができます。また、ストレスを溜めないようにすることで、ホルモンバランスを整え、トレーニング効果を高めることができます。
生活状況などを正直に伝える
パーソナルトレーニングの効果を最大限に引き出すためには、トレーナーに自身の状況を正直に伝えることが非常に重要です。特に何もなければ伝える必要はありませんが、以下のような場合は積極的に伝えましょう。
伝えたい情報:
- 体調:睡眠不足、だるさ、疲労感、痛みを感じる箇所など
- 生活状況:仕事の忙しさ、飲み会の頻度、食欲、間食の習慣など
- 希望:食べたい食べ物、トレーニングスケジュールの調整希望など
トレーナーは、状況や体調に合わせてトレーニングメニューを調整したり、効果的なアドバイスをすることができます。正直に情報を伝えることで、無理なく効果を上げられるようにサポートしてくれます。
具体的な伝え方としては、例えば、
- 「最近、睡眠不足が続いていて、だるさを感じています。」
- 「仕事が忙しく、トレーニングに集中できるか心配です。」
- 「来週は出張でトレーニングを受けられないのですが、どうすれば良いでしょうか?」
- 「好きな〇〇を食べたいのですが、どれくらいの頻度や量であれば良いでしょうか?」
トレーナーとのコミュニケーションは、効果的なトレーニングのためには欠かせません。積極的に情報を共有し、疑問や不安があれば遠慮なく相談しましょう。
調子が良いことを伝えるのもOK!
パーソナルトレーニングを成功させるための3つの注意点
パーソナルトレーニングを受けている期間は、最大限の効果を出すために、生活の中でトレーニングの優先順位を高く位置づけましょう。その上で、以下の3つの注意点を意識すると、より効果的にトレーニングに取り組むことができます。
私自身も、パーソナルトレーナーが提供するメニューを毎回こなし、体型の変化が現れ、信頼関係もあり、体重や筋肉量などの数字の変化に一喜一憂することはありませんでした。
巷や、インターネットにあるダイエット方法や筋トレを安易に試すのではなく、自分に合った方法で目標達成を目指すことが重要です。トレーニング方法やアドバイスに疑問をもった場合は、遠慮せずにトレーナーとコミュニケーションを図り、理解を深めましょう。
トレーナーの指導に耳を傾け、実践する
パーソナルトレーニングの効果を最大限に引き出すためには、トレーナーの指示に耳を傾け、実践することが非常に重要です。
トレーナーは、個々の目標や体質に合わせたトレーニングメニューを作成し、適切な指導を行います。そのため、トレーナーからの指導には大きな価値があります。
固定概念や一般的なダイエット法にとらわれることなく、トレーナーが提案する最適なトレーニングメニューや方針を信頼しましょう。体組成計で測ったデータやカウンセリングを通じて、あなたに最適なアプローチが提案されるはずです。
真っさらな気持ちでトレーナーの指導に耳を傾け、まずはその方法を実践してみましょう。指示に従い、トレーニングをしっかりと行うことが上達のカギです。
繰り返しになりますが、わからない点や疑問点があれば、遠慮なく質問し、トレーニング効果を最大限に引き出すために積極的にコミュニケーションを取りましょう。
体重などの数字に一喜一憂せず、継続する
トレーニングの効果が現れるまでの期間は個人によって異なりますが、しばしば3ヶ月程度かかることもあります。トレーニングを始めた直後は、体重や体脂肪の変化が気になってしまうかもしれません。
パーソナルトレーニングは、一回や二回のトレーニングで効果を実感することは難しいものです。目標達成のためには、継続的な取り組みが欠かせません。
パーソナルトレーニングをしっかり継続していれば、見た目や数値がなかなか良い方向に変化しなくても、体の中では確実に変化しています。
定期的にトレーニングを行うことで、体力や筋力が徐々に向上し、より効果的なトレーニングにチャレンジできるようになります。
初めてトレーニングを行う場合は、まず体力や筋力をつけるための基礎的なトレーニングから始めます。継続的に取り組むことで、1~2週間後には、トレーニング当初より1~2kg重い重量を同じ回数扱えるようになるなど、着実にレベルアップを実感できます。見た目にも変化が現れるでしょう。
最初は効果を感じられなくても、焦らず継続することが重要です。体重や体脂肪の変化に一喜一憂することより、パーソナルトレーニングで教わった1つ1つの取り組みを、地道に丁寧にすることを、心がけることが、結果的に効果を早めることにつながります。
トレーナーとのコミュニケーションを通じて、目標の見直しやトレーニング方法の変更が必要かどうかを確認し、必要に応じて調整してもらいましょう。
最初が一番大変!でも、きっと新しい自分に出会えるはず。
トレーナーとの信頼関係が成功のカギ、二人三脚で目標達成を目指す
トレーニング中に疑問や不明点があれば、遠慮せずにトレーナーに質問しましょう。
正しいフォームや呼吸法、特定の動作の目的やメリットを理解することで、動かしている筋肉を意識しやすくなり、トレーニング効果を高めることができます。
さらに、トレーナーとのコミュニケーションは、モチベーションアップにも繋がります。
具体的な質問例:
- この動きはどの筋肉を鍛えていますか?
- 正しいフォームで動作できていますか?
- この動きでの呼吸方法は?
- この動作のメリットは何ですか?
- 〇〇な場合はどうすれば良いですか?
トレーナーにとっても、より的確なアドバイスを提供しやすくなるというメリットがあります。トレーナーはサポート役。自分自身がトレーニングを行い、目標に向かって進むための指導を提供します。
トレーニング中に違和感や痛みを感じた場合は、即座にトレーナーに伝えましょう。
- 痛い箇所
- 痛みを感じる動作
- 痛みの程度
- いつから痛みを感じているか
トレーナーは、状態に合わせてトレーニングメニューを変更したり、トレーニングを中止にしたりすることができます。
私自身も肩や膝に痛みが出たことがあり、その都度メニュー変更や痛みが出るトレーニングは中止にするなど、適切な対応をしてもらいました。
トレーナーとの信頼関係は、効果的なトレーニングにとって非常に重要です。信頼関係があれば、どんな些細なことでも気軽に相談することができます。
パーソナルトレーニングは、高い料金を払って受けるものです。払った金額以上の成果を得るためにも、積極的にに取り組みましょう。
まとめ
今回はパーソナルトレーニングの効果を最大限に引き出すための5つのコツや進め方、注意点について解説しました。
効果が出ない場合、別の方法を試したくなることもあるでしょうし、パーソナルトレーニングジムに通うことにためらいを感じることもあるかもしれません。しかし、焦らずに、まずはトレーナーの指導を信頼し、継続することが重要です。
疑問や不安があれば、積極的にトレーナーに質問し、解消させながらトレーニングに集中しましょう。
最初の一歩が一番大変かもしれませんが、効果が現れ始めると、トレーニングが楽しく感じられ、さらに頑張ることができますよ。
コメント